まーじブログ

言語学の基礎的,専門的な話や政治思想の話などを徒然なるままに.Twitter: @linguisticmerge

こないだの京都.

3日前,自宅から大学へと向かっていると,修学旅行生が大量にうちの大学へと向かっていた.みんな真面目そうな顔で,厳かな雰囲気を醸し出していたつもりなのかも知れないけれど,目の奥は「憧れの大学にもうすぐ着く!」と言わんばかりの輝きを放っていたように思われた.修学旅行で古都に来る古都自体にも歓びを覚えていたのかな.それとも大学訪問はどうでもよくて,そのあと清水寺伏見稲荷大社金閣寺などに行くのが楽しみだったのかな.とにかく,そんな姿が愛おしく思えたと同時に,私は高校生の頃ろくに受験勉強もせず,「みんななんでそんな一日何時間も勉強してるのに俺より成績低いんだろう」と心の底から疑問に思い,彼らを馬鹿にするような腐った人間だったなぁと回顧し,途端に自分が恥ずかしくなった.

すると彼らが「あのぉ,道をお尋ねしたいんですが…」と声をかけてきた(かけてくれた,と言ったほうが正しいかも知れない.私も今年23歳だし,彼らからすればおっさん.おっさんは若者と話して過去に自分をタイムスリップさせるのが大好きである).

賺さず「あぁ,もしかして今から大学見学するのかな?僕そこの大学に行くから着いてきていいよ!道中大学のことも教えてあげられるし!」と応え,10分くらい一緒に歩いた.私の大学の特徴や,私の専攻の話や,どういう学生が多いのかなど,高校生に質問されたことをできる限りコンパクトかつ分かりやすく説明したつもりだが,理解してもらえたのだろうか….

 

そんなこんなで大学に着いた途端,私の大学のプチ名物にもなっている,革新的な思想を持った学生による演説が行われていた.

「あーあ,高校生引いちゃうよ.まぁでも何となくそんなイメージは持っていただろうし,むしろこういう行動を学生が(法律を遵守した上で)やるのは大事なことだし…」

なんて思っていたのだけれど,その目の前の道路を右翼団体街宣車が怒号を響かせながら通り,完全に引く高校生.

追い討ちをかけるかのように叫びながら行進する,安倍許さないおばさん.

それらを全く気にせず歩くうちの大学の学生たち.

はけ口の見つからない不快感や言いようのない不満,更には理解できない状況に対する心理全てを小さな顔に収めて,自然と不自然な苦笑を浮かべてしまう高校生たち.

 

今日も京都は平和だなと思った,そんな一日.

 

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